韓国のクリーンナップはなんであんなにごついのか

朝青龍みたいなのが2,3人いたぞ(笑)

で、WBCである。きっとかなりの視聴率だろう。
周囲にも「会社休んでテレビ見てました」と言う不良社員が結構いた。
近所の定食屋のオヤジ曰く、ランチの客入りは2割くらい悪かったらしい。

野球人気の低迷が指摘されて久しいが、まだまだ根強いものがあるのかもしれない。

リストラされたけど、子供11人育てた男の物語


リストラや倒産というのは、転職がまだまだ一般的ではない日本社会にとって
人生の一大転機と言えるだろう。
本書は、ガチガチの終身雇用が崩壊し、人生ゼロリセットされた男の物語である。

時は幕末。主人公は一橋慶喜の近習。
影武者の役目も果たすため、羽織る羽織は主君とお揃い。
先祖伝来の終身雇用職である。
ちょんまげと二本ざしという違いはあるが、下級旗本なんてまるっきりサラリーマンだ。
直参という格は高いが給料は安い、(現体制の中では)安定性だけは抜群という点で
大企業のサラリーマンに似ているかもしれない。

だが、維新の嵐とともに体制自体が崩壊し、終身雇用(というか先祖代々雇用)も
終焉を迎える。
「武士の権利を守れ!」といって既得権を擁護してくれる労働組合や
左派政党はいないので、様々な特権はゼロリセットだ。

藩士たちはいくつかの選択肢を与えられる。
1.藩をやめ、新政府に就職する
2.民間で起業する
3.賃下げされても構わないので、やっぱりこれまでどおり殿のお側に置いてください

普通に考えれば1、血気盛んな若手なら2という感じだろうが、主人公や同僚たちの
多くはしっかり3を選んでしまうのだ。このあたり、なんとも日本的な発想だと
思うが、当然、数年後の廃藩置県で彼らはみな路上に放り出されることになる。

ところが、主人公の凄いところはここからだ。
彼はそこからめげることなく、民間や役所へ就職し、50歳を超えて起業も経験している。
それも、11人の子供を抱えながらだ!
幕府の小役人のどこにこういうバイタリティが残っていたのか不思議な気もするが、
社会全体がゼロリセットされる中で、国の隅々にまで新たな活力が湧き上がった
ということだろう。維新とは、価値観も含めた一つの革命だったのだ。

考えてみれば、幕府260年の身分制度の中から、近代日本は再生したわけだ。
たかだか戦後60年の昭和的価値観から覚醒できないはずは無い。
それにはもうちょっとの刺激が必要だとは思うが。

無題


援護射撃その2

朝日のWebで、大竹先生が再び雇用問題について語っている。
僕からは何も付け加えることは無い。労働再規制の無意味、正社員の流動化。
そして、文中のどこにも資本階級なんてでてきやしない。
当たり前だ、そんなものはもう存在しないのだから。

朝日新聞もこと雇用についてはきわめてまっとうな感覚を持ち合わせている。
毎日が暴走しているのとは実に対照的。

規制バカの厚労省や、詭弁を弄するしか能の無い御用学者は
刮目して一読すべきだろう。

経営刷新で還暦越え

16日、日立の新社長が発表されたが、なんと69歳である。
外資の人がびっくりしていたが、僕も驚いた。
普通、大赤字の後はトヨタみたいに若返りを図るものだが、余裕で還暦越えてますね。
まあ日立らしいといえばそうか。

副社長⇒子会社トップ⇒本体復帰 と言う流れはあまりないので、恐らく
�@何かとてつもない特殊能力があり、それが必要とされた
�A汚れ役をやるためのショートリリーフ

といった理由のはず。タイミング的には�A、理由はリストラだろう。
リストラ(大手の場合は事業売却や早期退職)は経営者にとって経歴の傷であり、
自分の任期中は避けようとする人が多い。
良く言えば「雇用死守」なのだろうが、はっきりいえば「爆弾リレー」である。
いずれにせよ“最後のご奉公”といったところか。
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3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代


若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
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城繁幸
コンサルタント及び執筆。 仕事紹介と日々の雑感。 個別の連絡は以下まで。
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