VOICEの今月号論文がアップされたのでお知らせ。太っ腹ですな。
物価スライド分については来年度から見直し対象になりそうな雲行きである。
政府にしては素晴らしいフットワークの良さだけれども、
逆に言えばもう増税か年金カットの二択しかないところまで追い詰められているということだ。

誰からも文句の出ない赤字国債という禁じ手にこれ以上頼れなくなったおかげで、良くも悪くも
本質的な議論がこれからスタートするだろう。
個人的には「借金という形で今を生きる国民がツケを先送りすること」には大反対だが、今を生きる国民が
貰いを減らすか負担を増やすかには実はそれほどこだわっていない。
(現実的には折衷すべきだろうが)

さて、増税と年金カットのどちらが勝利するだろうか。
70歳以上は過半数が平松支持にまわったものの、30歳代の7割以上が橋下支持にまわって勝利した
大阪市長選が格好のモデルとなる。
この選挙では30代だけでなく、40代や50代といった上の世代も橋下氏を支持した。
「今のままじゃダメだろう」という点では、現役世代にはそう違いは無いというわけだ。
社会保障を維持するか増税するかの二択でも、同じ構図が成り立つように思う。
こと社会保障に関しては、若者は一人ではないということだ。
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