雑感@闘論

昨日のNNN24、闘論での雑感。
メンツが自民大村議員・勝間女史・城・樋口先生と連合事務局長。
樋口先生とは参議院の委員会で同席したこともあり、日本型雇用の問題点を
以前から指摘されていたので、基本は僕と同意見。
勝間さんは初対面だったが、
まあエコノミストで雇用流動化に反対な人なんてモリタク以外にいないから問題なし。
(なんとなく勝間さんて巨漢というイメージがあったが、小柄な方だった)
ということで日本型雇用維持派は連合一人で若干バランス悪いかなと思っていたが
意外にクールな議論でかみ合ったように思う。

話していて意外に共通していたのは、要するに非正規雇用の問題というのは
正規雇用と表裏一体であり、両者を同じまな板で議論しないことには問題解決に
ならないということ。連合側がこういう認識でいたのは、ちょっと驚いた。
(まあ行動が伴うかどうかは別問題であるが)

それにしても。
やはり連合というのは、非常に政治力の高い組織だ。
いろいろな論者が入れかわり立ちかわり出てくるが、みな隙が無い。
昨日も、問題が核心に触れようとすると、実に見事に話題を変えてみせる。
(当たり障りの無い話をするという意味では、自民も負けてはいないが)

やはり、何かを変えようとする人間よりも、守る側の人間はとても有利だ。
彼らの目的は問題の解決ではなく、あくまでも現状維持でしかないのだから。

SAPIO 3/11号


『労組の偽善』寄稿

2月19日 日テレNEWS24「闘論」 出演予定

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でもアレだな、たぶん誰もここ読んでないんだろうな(笑)
おのれDoblogめ。

ビデオニュース・ドットコム出演

現在放送中。詳細はコチラ


宮台氏、神保氏と対談。
両氏が自分とまったく同じ見方をしていることに少々驚く。
でも、合理的に考える人間なら、そうならない方がおかしい。
そうならないのは、妙なイデオロギーに染まっちゃってる人たちと、
既得権をもっている人たちくらいだ。

その他の注目点としては、途中で大手メディアの話題が出ること。
神保氏も言及していたが、このテーマに対する大手メディアのバイアスは確実に
存在すると思う。

たとえば大手製造業なんかだと、(雇用リスクは別として)正規と非正規の賃金格差は
せいぜい2~2.5倍程度だ。
ところがこれが大手メディアだと、5倍と言うのも珍しくない。
格差問題だとかなんだとか謳ってはいても、同一労働同一賃金が実施されて
一番困るのは誰か。

世論が動くには、メディアが一端流動化するのを待つしかないのかもしれない。

もう死んでんじゃないのか

Doblog編集部です。

現在発生している状況、及び今後の予定をご連絡いたします。

2/8 10:00頃、Doblogのデータベースサーバー及び、バックアップサーバーの両サーバーにハードディスク障害が
発生し、当日より内部データの復旧作業を行っております。
現在も復旧作業を継続中ではございますが、当初2/13に復旧完了予定であったデータにエラーが発生、
2/13 21:50現在、翌週(2/16週)に延期せざるを得ない状況となりました。


まだかよ!
というか、もうこっちで再開するかな。
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城繁幸
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